脚のスポーツ障害と呼ばれるケガや痛みの一つに『脛骨疲労骨折』があります。
これは、繰り返す動き(ジャンプ動作など)が原因でスネの骨にだんだんストレスがかかって最終的に痛みが強く出てきてしまった時には骨折してしまっていることが多々あります
脛骨疲労骨折は
『跳躍型』『疾走型』
2つがあり、跳躍型はスポーツ競技への復帰までの期間が長くなるため
これも早期発見・早期治療が大切になってきます!
脛骨疲労骨折(跳躍型)の対処方法や、治る期間
色の付いている部分がスネの疲労骨折が起こりやすい部位です
上の図は右脚のスネの骨になり、太い骨が脛骨(下端が内くるぶしになる)で、上端部・中央部・下端部・内果部に疲労骨折がよく生じます。
中央部分での骨折は、(跳躍型骨折)とよばれます。(赤丸印が示した部位)
疲労骨折と確認をするためには?
上は、脛骨疲労骨折(跳躍型)のレントゲンです
赤丸のスネの骨部分に白い膨らがあることが確認できます。
疲労骨折の場合は、骨折の修復過程で骨の皮質と言われる部分の厚みが増してきているものが白く膨らんだ影のように写ります
脛骨疲労骨折(跳躍型)のスポーツ復帰はどれくらいかかる?
最初は歩く時も痛みがあった人でも
約3週間ほど安静にしているとその痛みは消えてきます
そしてレントゲンで
『black-line』と言われるスネの骨の膨らみが消えた事が確認できると復帰となります!
まずは初回から1ヶ月ほど経過してレントゲンで再確認です。
この時点で、歩行時の痛みは消えていても
レントゲンで『black-line』が消えた事が確認できないとまだ、骨の癒合(治り)が十分でないと判断できるため
スポーツ活動の中止は継続となりますが
数週間後にレントゲン写真を撮ってblack-lineが消えていることが確認できると復帰出来ます!
何でも早期発見が一番治りが早いです
脛骨疲労骨折(跳躍型)はな治るまでに時間がかかりますが
早く見つけ出してあげることにより、早期治療にとりかかれて結果として早期にスポーツ復帰が可能となります。
また、スポーツ活動休止期間中も
下半身や体幹の安定性の強化や再発予防のためのエクササイズなどを並行して行うことにより、
スポーツ復帰時に身体機能が落ちる事がないようにサポートしています!